発売日: 1973年11月
著者/編集: 加古里子
出版社:偕成社
こぶたのネーミングのリズムが好きみたいでした。
子供食いつき度:
悪いことをすると、よくないんだよ!ということがよくわかります。
パパおすすめ度:
『からすのパンやさん』が好きだったため、
同じシリーズのこちらを子供が手に取ったので読んでみました。
20匹のこぶたちゃん
ちょっと変わった子たちで、
おとうさんおかあさんを困らせてばかり
ある日ニンジンをみつけますが。
こぶたちゃんたちはこれが何かわかりません。
なんだろなんだろと討論しているうちに
悪いモグラさん、ウサギさん、ねずみさん達が
「これは毒だから預かるよ!」
とこぶたさんたちをだまして持って行っちゃいます。
そんななか、ためしに一本たべてみたこぶたちゃん。
するとみるみる頭がよくなって、とてもいい子になっちゃいます。
いい子になったこぶたさんはみんなにも食べてほしいと
食べることで、みんなやさしくいい子になっちゃいます。
そして、おとうさんおかあさんにも
この人参を食べてもらおうとして持っていくと
「みんなこんなにいい子になっちゃって。うれしいわ。」
「このニンジンは大切に畑でたくさん作りましょう」
と、いい子になったこぶたさんたちが
今度は畑を耕したり水がながれるようにしたり
いっぱいできたニンジンをみんなに売ったり、
悪いことをしたことで、元気がないモグラさんたちにも
食べさせてあげて改心させたり、
家もたてたり、ほいくえんを作ったり、
どんどんスケールアップしていく
そんな楽しいおはなしでした。
『からすのパンやさん』が好きで、
この本も読んだのですが、子供はこっちがとてもお気に入り。
20匹のこぶたの名前が「ぱこ」「ぴこ」「ぷこ」「ぺこ」「ぽこ」
など、面白いネーミングが楽しかったみたいです。
読み聞かせしていても
「ニンジンすごいね~」
「わたしもニンジン好きだよ」
と話したりしていたので、
ニンジンが嫌いな子にはいい絵本かもしれませんね笑
悪いことをすると、元気がなくなっちゃったり、
悪いことをした人にもニンジンをあげる思いやりだったり
いままで困らせていたおとうさん、おかあさんの為にいろいろ頑張ったり
子供にはいい教訓になる絵本かもしれませんね。