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【ComfyUI】05:サンプラーについて理解しよう 1

ComfyUI雑記
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ここからちょっと難しいんですよね。。。
サンプラーの設定によって、まったく異なった画像が生成されます。
「設定面倒だよ!」という方は初期設定でも全然問題ありません。
もっと凝った画像を生成したい!となったら設定値を変えていろいろ試しましょう。
ここが画像生成のメインの処理になります!

1.Control_after_generation

これですね。。。。まったくもってわからないですよね。。。
設定値を上から順にみていきましょう。
と思いましたが、まずは2番目の「Control_after_generation」から確認するとわかりやすいかもしれません。

Control_after_generation
 このパラメータは、各生成後にシード値(seed)がどのように変化するかを決定します。
 ・fixed(シード値を一定に保つ)
 ・increment(シード値を1ずつ増加)
 ・decrement(シード値を1ずつ減少)
 ・randomize(各実行で新しいランダムシードを生成)
に設定できます。

この「Control_after_generation」は生成を実施する「Queue Prompt」ボタンを押すたびに、
設定の一番上シード値(seed)がどのように変化するかを設定するところです。
そこで一番目の設定seedとは
seed
 画像一つ一つにランダムにつけられるIDみたいなもので、
 特定のシードを設定することで、同じ画像を出力することができ、複数の生成にわたって一貫性が維持できます。

つまり、seedを固定することで、同じような画像を出力することができるのです!

ただ、ここのseedについて意外と混乱するところで。。。実際やってみましょう。
例えば以下のようにまずは生成する前の状態です。

seed:855360099295829
Control_after_generation:randomize

ここで、「Queue Prompt」を押します。

できました!プロンプトは前回記事の「山登りをする、かっこいい猫」です。
ここで注意したいのが、シード値が「162966517751290」に変わっていますが、
出力された画像のシード値は前の「855360099295829」なんです。

???
どういうことかというと、
「Control_after_generation」の「after」というのがミソなんですよね。
「Queue Prompt」を押したあとにこの設定値がどう変わるかでして、

流れとしては、
シード値「855360099295829」の状態

「Queue Prompt」を押下

シード値「855360099295829」の画像が生成

「Control_after_generation」が「randomize」なので、ランダムなシード値が表示
(162966517751290)

「Queue Prompt」を押下

シード値「162966517751290」の画像が生成

「Control_after_generation」が「randomize」なので、ランダムなシード値が表示

といった感じです。以下はシード値「162966517751290」の猫ちゃん


また最初に表示した猫ちゃんを出したいときは
シード値「855360099295829」を入れれば画像が生成されます。
以下の部分を変更して。。。


「Queue Prompt」を押下

最初の猫ちゃんが戻ってきました!

同じ設定でしたら同じ画像が生成されます。
でも、同じ画像が出るなら、fixed(シード値を一定に保つ)の設定なんて使う?とか思うかもしれませんが
他のパラメータ「steps」「cfg」「sampler_name」「scheduler」「denoise」の設定を変えることで
同じテイストでありながら、画像を微調整することができます。
このあたりの説明はまた次の記事で。