ここからちょっと難しいんですよね。。。
サンプラーの設定によって、まったく異なった画像が生成されます。
「設定面倒だよ!」という方は初期設定でも全然問題ありません。
もっと凝った画像を生成したい!となったら設定値を変えていろいろ試しましょう。
ここが画像生成のメインの処理になります!
1.Control_after_generation
これですね。。。。まったくもってわからないですよね。。。
設定値を上から順にみていきましょう。
と思いましたが、まずは2番目の「Control_after_generation」から確認するとわかりやすいかもしれません。
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-4.png)
・Control_after_generation
このパラメータは、各生成後にシード値(seed)がどのように変化するかを決定します。
・fixed(シード値を一定に保つ)
・increment(シード値を1ずつ増加)
・decrement(シード値を1ずつ減少)
・randomize(各実行で新しいランダムシードを生成)
に設定できます。
この「Control_after_generation」は生成を実施する「Queue Prompt」ボタンを押すたびに、
設定の一番上シード値(seed)がどのように変化するかを設定するところです。
そこで一番目の設定seedとは
・seed
画像一つ一つにランダムにつけられるIDみたいなもので、
特定のシードを設定することで、同じ画像を出力することができ、複数の生成にわたって一貫性が維持できます。
つまり、seedを固定することで、同じような画像を出力することができるのです!
ただ、ここのseedについて意外と混乱するところで。。。実際やってみましょう。
例えば以下のようにまずは生成する前の状態です。
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-10.png)
seed:855360099295829
Control_after_generation:randomize
ここで、「Queue Prompt」を押します。
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-11.png)
できました!プロンプトは前回記事の「山登りをする、かっこいい猫」です。
ここで注意したいのが、シード値が「162966517751290」に変わっていますが、
出力された画像のシード値は前の「855360099295829」なんです。
???
どういうことかというと、
「Control_after_generation」の「after」というのがミソなんですよね。
「Queue Prompt」を押したあとにこの設定値がどう変わるかでして、
流れとしては、
シード値「855360099295829」の状態
↓
「Queue Prompt」を押下
↓
シード値「855360099295829」の画像が生成
↓
「Control_after_generation」が「randomize」なので、ランダムなシード値が表示
(162966517751290)
↓
「Queue Prompt」を押下
↓
シード値「162966517751290」の画像が生成
↓
「Control_after_generation」が「randomize」なので、ランダムなシード値が表示
といった感じです。以下はシード値「162966517751290」の猫ちゃん
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-15-1024x368.png)
また最初に表示した猫ちゃんを出したいときは
シード値「855360099295829」を入れれば画像が生成されます。
以下の部分を変更して。。。
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-16-1024x379.png)
「Queue Prompt」を押下
![](https://harupapa.jp/wp-content/uploads/2024/06/image-17-1024x355.png)
最初の猫ちゃんが戻ってきました!
同じ設定でしたら同じ画像が生成されます。
でも、同じ画像が出るなら、fixed(シード値を一定に保つ)の設定なんて使う?とか思うかもしれませんが
他のパラメータ「steps」「cfg」「sampler_name」「scheduler」「denoise」の設定を変えることで
同じテイストでありながら、画像を微調整することができます。
このあたりの説明はまた次の記事で。