現状だと、生成するたびに「output」フォルダに「ComfyUI_00001_.png」「ComfyUI_00002_.png」と生成されていくと思います。こんな感じで。
作りまくっていると、これいつ作ったんだっけ?とか、なんだっけこれ?とか、
なってくると思うので、フォルダ分けやファイル名をわかりやすくしたいと思います。
1.日付で分けてみよう
「ComfyUI_00001_.png」「ComfyUI_00002_.png」と生成されるのは、下の赤枠の部分ですね。
Save_Imageの「filename_prefix」が ComfyUI となっているので、
ComfyUIという名前に連番が付くといった感じになっています。
ですので、ここを変えてあげれば、ファイル名を変えたり、フォルダ分けができたりします。
例えば、作成した日付で分けてみましょう
filename_prefixを「%date:yyyyMMdd%/%date:hhmmss%」に変えてみます。
今日の日付のフォルダに、生成した時刻+連番 といった形です。
こんな感じに変更して、生成すると
フォルダができて
中に 時刻+連番 のファイルができました!
2.応用編
今はこんなファイル名でもいいかもですが、これからもっと複雑なことをやっていくと
もっともっとフォルダ分けしたいと思う時があります。
例えばですが、以下のようなフローを作ってみました。
1個のワークフローで2つのサンプラーのイメージを出力したい。
上は sampler_name:dpmpp_2m
下は sampler_name:euler_ancestral
にしています。
たとえばこんな時、出力フォルダ名を一緒にしておくと、
どっちがどっちのサンプラーで作ったのかが、わからなくなりますよね。
ですので、こんな時はフォルダ名を変えておくとよいです。
上は、filename_prefixを「%date:yyyyMMdd%/dpmpp_2m/%date:hhmmss%」
下は、filename_prefixを「%date:yyyyMMdd%/euler_ancestral/%date:hhmmss%」
といった感じにしておくと、サンプラー名で出力フォルダを分けることもできます。
こんな感じで作成されて、
分けて保存できました!!
3.もっと応用
ファイル名は実はいろいろとつけることができます。
例えば、この画像よくできてたなぁ。ちょっと微調整したいなぁ。seed値ってなんだったっけ??
とかあるかもしれません!
そんな時は。ファイル名にseed値もつけておきましょう
filename_prefixを「%date:yyyyMMdd%/dpmpp_2m/%date:hhmmss%_%KSampler.seed%」
ファイル名の最後にseed値をつけて保存します。
作成すると、以下のように 時刻_seed値_連番 といったように作れます!
意外と便利なので私はこれで作っています。
他にも、モデルのチェックポイント名を付与したりもできたり
filename_prefixを「%date:yyyyMMdd%/dpmpp_2m/%date:hhmmss%_%Load Checkpoint.ckpt_name%」
あまりいろいろファイル名につけてもわけわからなくなるので、ほどほどにしましょう笑
4.デフォルトワークフローはこれで終わり
デフォルトで表示されているワークフローの使い方はこれで終わりです。
ここまでやっていくとわかるのですが、
「ComfyUI」は処理が左から右へ流れていきます。
ワークフロー全体がこちら
左から、
①:モデルを読み込んで
②:プロンプトと生成する画像の大きさを認識して、
③:サンプラーで画像を生成して、
④:保存する
動かしてみると今、どこの処理をしているかが、緑の枠線で囲まれて視覚的にわかりやすいんですよね。
このひとつひとつの処理のパーツがが「ノード」と呼ばれており、
ノードをつなげてつなげて、処理を行うのが「ComfyUI」の面白さでもあり、難しいところでもあります。
ノードには、デフォルトワークフローにある
「Load Checkpoint」:モデルを読み込ませるノード
「CLIPTextEncode」:プロンプトを書くノード
他にも画像を読み込ませるノードや、顔や、手を修復するノード、構図を同じにするノード、動画を出力するノードなど様々あります。
しかし、デフォルトの状態では、使えるノードに制限があります。。。
ComfyUIには、有志の方が作成してくれている「カスタムノード(拡張機能)」というものがあるので
そこで次は、カスタムノード(拡張機能)を簡単に使えるようにする「ComfyUI-Manager」というものをインストールしたいと思います。
拡張機能を入れることによって、格段にComfyUIは使いやすくなりますので、
その拡張機能を管理してくれる「ComfyUI-Manager」は必ず!!入れましょう。